ウズベキスタン旅行4日目~ブハラ カラーンミナレット・モスクとタキバザール【2019年5月30日の振り返り】

Bolo Xauzでの昼食の後、徒歩でカラーンモスク(Kalan  mosque)へ。

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カラーン(Kalan)とはタジク語で大きいという意味で、その名の通り、46mの非常に大きなミナレットがあります。

ちなみに、ブハラは歴史的にタジク語がよくつかわれています。

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1127年カラハン王朝の王により建てられたものです。

チンギス・ハーン来襲時に、チンギス・ハーンがこの塔の前で帽子を落とし、この塔は自分に頭を下げさせたということで立派な塔だとし、破壊しなかったという伝説が残っているそうです。

 

モスクの装飾、美しいです。

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巨大な中庭は、最大1万人の信者が祈りをささげることができる広さだそうです。

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回廊も美しい。

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広場を挟んで、2つのメドレセ(神学校)があります。

現在も神学校として機能しているので、中には入れませんが、外から写真を撮ってよいと言ってくださいました。

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暑くて、アレルギーと水か油あたりで食欲がなく、体調不良でしたが、こういう美しいものを見ると力が湧いてきました。

 

そのまま、タキバザールへ。

暑いし、サマルカンドで買ってしまった重量1,2キロのナンでスーツケースがいっぱいになってしまっているし、もう買いたいものはなかったのですが、ガイドさんに押し切られてバザールへ。

 

バザール外観です。


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まさに砂漠のオアシス、という外観。

 

まずじゅうたん屋から。

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お店と長い付き合いがあるようで、私が店内を見ている間、お店のお母さんと、お見合いの状況などについて話していました。

ウズベキスタンでは、年頃の女性になると男性が家にお見合い話を持ってくるのが習慣らしいのですが、ガイドさんはガイド業が好きなため、家庭に入ってほしいという男性を断っているとなかなかよい出会いがないらしいです。

 

肝心の絨毯ですが、トルコ、UAE、中国、いろいろなところでじゅうたんを見てきて率直な感想ですが、平均してトルコが一番クオリティが高いと思います。

ウズベク人は一般的にあまり商売上手ではない印象です。

商品も、仕入れ力の差かな・・・

トルコ人のほうが数倍仕入れ力とセールス力があるというのが、ウズベキスタンで10カ所ほど絨毯屋に連れていかれての感想です。

 

なかなかガイドさんとお母さんの会話が終わらず、その間一生懸命絨毯を紹介してくれるので、うちには素晴らしいクオリティのペルシャ絨毯があるので、もう一つはいらないよと率直に伝えました。

 

ハンドメイドと作業時間を強調するけど、片手間で作ったハンドメイドと、心を込めて作ったハンドメイドでは全然違うと伝えたかったです。

トルコ人だとセールストークも気の利いたものですが、こちらでは若干お涙頂戴系のセールストークなので、暑さも加えてだんだん辟易してきていました。

 

洋服とか鞄とか色々紹介してもらいましたが、残念なぐらい好みが合うものがありませんでした。

困りに困った末、スカーフコーナーでお情けに、シルクのスカーフを一枚買っておきました。

日焼け対策にしていたスカーフが、機内での防寒対策のカシミアのものだったので、ちょうど現地で使うのにはよかったです。

25ドル。

デザインがセンスにかけるのですが、まあまあイケるものをかなり頑張って探し出して購入。

買えるレベルのものを探し出したところで、力尽きて、価格交渉はどうでもよくなって言い値で購入。

 

バザールを観光資源とするならば、製品力を上げるか、セールストークや交渉力をあげるとかエンターテイメントの要素を上げてくれないと、淘汰されてしまうことでしょう。

 

続いて、はさみ屋さんへ。

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コウノトリのデザインで、おじさんが空き缶でも切れる、鉄でたたいても割れないというのをデモンストレーションしてくれます。

 

はさみでそもそもそんな固いものを切る必要性は日常生活の中ではないし、はさみの強度について検証したこともないですが、デザインが珍しいので、一つ買いました。

 

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その場で、名前も彫ってくれます。

 

バザールでお決まりの、まとめ買いすると安いよコールが入りましたが、消耗品ではないので数がいるものではありません。

家族へのお土産に買っても、おそらく溢れる物の山にうずもれてしまうことだろう、と思い、自分の分だけ買いました。

正解で、今こうしてブログを書いていて、買って以来一度もこのはさみを使っていないことに気づきました。今日から使おう。

(2022年1月現在、このブログを読み返して、買って以来埋もれていたことをまた思い出しました)

 

21ドルで買ったと思います。

バザール内は基本エアコンがないです。

暑さのせいか、体調不良のせいか、朦朧としていて、価格の交渉とかどうでもよくなって言い値で買いました。

トルコ人相手ほど価格交渉も楽しくないし。

ガイドブックを見たら、15ドルになっていましたが、おそらく1個買いの値段は、21ドルなんじゃないかと思います。

 

この辺りで、もうタキバザールは十分だったのでホテルに帰りたかったのですが、ガイドさんが、スザニのお店には連れていきたいというので、引き続きバザール巡りに付き合う形になりました。

 

スザニの店の途中で。

 

一生懸命絵に色付けしているので、見ていたら絵が欲しくなり一枚購入。

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お兄さんが持っている絵が、はじめ私が欲しかった絵なのですが、350ドルと言われ、そこから125ドルまで下がったのですが、それでも旅の思い出として買うには高いなーと思い、別のシルクロードの絵を30ドルで購入しました。

自分の価値指標を持っている方でしょう。

 

買った後に、お店の方に写真を撮ってよいか、と聞いたら、私が最初欲しかった絵をもって写ってくれました。

 

立ち去った後は、黙々と作業を続け、あとでまた通りかかったら手を振ってくれました。

 

そのまま、似たようなものを売っているお店の前を通って、

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スザニ屋へ。

 

感動もなく、写真をとるのを忘れていました。

何か買おうと頑張りましたが、本当に買いたいものがない。

裏の縫製の雑さを見ると、萎えてしまいました。

 

暑さからくる脱水症状か、食あたりか、体調も限界になっていました。

 

ガイドさんは、こちらの奥さんともお見合い話を続けていました。

6年来の付き合いらしく、初めて会った時からガイドさんが10キロも太ったのよ、と言っていました。

確かに、ガイド業でお客さんと一緒にこんな食事を頻繁に取っていたら、大変だろうなと想像できました。

ある程度セーブしないと、大変な仕事です。

あなたは結婚しているの?と話が振られたので、していない旨話したら、ブハラに来たらいっぱいお見合い話があるわよ、日本人女性はきれいだし真面目だから人気なのよ、と言っていました。

 

日本人は若く見えるそうです。日本の水、新鮮な食べ物、きれいな空気などが関係していることでしょう。恵まれた環境にいることに感謝しました。

 

スザニ屋では本当に買いたいものがない、と正直に奥さんに伝えたところ、また次来た時ね、と言われて、ハグして店を去りました。