目黒付近の弁天様巡り

最近目黒区の広報で、教会だったり神社だったりを毎回一つ取り上げてくれて、目黒区の史跡をじっくり訪ねてみようという気分になりました。目黒区には、意外に神社仏閣は多いし、庚申塚など何気なく道すがらに守ってくれる存在が今も残されていたりと、縄文から今に至るまでいろいろな史跡が残っているのは知っていたので、これを機会に自分でも掘り下げてみようという気分になりました。

目黒区には美味しいパン屋さんやケーキ屋さんも点在しているので、立ち寄りながら回れるのが楽しい。そんな楽しみも見つけながら、 google mapを見ていたら、意外と弁天様がアチラコチラに祀られているので、弁天様を中心に散歩してみました。

 

清水池公園 弁財天

 

釣り堀のある公園ですが、よく見ると、ひっそりと弁天様が祀られていました。お参りすると、鳩がわーっと集まってきました。

 

通りを挟んで向かいに、farina というおいしいパン屋さんがあるので、そこでモーニングしました。

この一帯、今は宅地開発されていますが、清水という地名から推測するに、昔は武蔵野台地の一角で清らかなお水が湧いていたのでしょう。

 

水窪弁財天 

東京都の名水に選ばれている場所で、きれいな湧水があり、池の奥に弁天様が祀られています。お水を汲めるといいなと思ったのですが、今では汲めない様子。


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水窪弁財天のところのお水が、洗足池に注がれているとのことで、洗足池に足を伸ばしました。


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洗足池には、一箇所だけ湧き水が湧いているところがあり、とても清らかなお水が湧いていました。金色の鯉も居て、トンボや蝶がたくさん飛んでいて、弁天様の存在を感じました。洗足池には弁天様が祀られています。


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洗足池は、昔は今よりずっと広かったとか。池尻大橋の池とは洗足池のことだったらしく、今よりずっと池・湿地帯がひろがっていたんですね。

 

弁天様ではないですが、洗足池には、八幡さまも祀られているので、お参りに行きました。天照大神が祀られていて、お参りしたら太陽が差し込んできました。


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洗足池で一休み。人も多すぎず、風がある日だったので、とても気持ちよく過ごしました。

地図を眺めていたら、歩いて10分ぐらいの距離に雪谷八幡があったので、参拝してきました。境内には、庚申の供養塔と水神社がありました。


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目黒区からいつの間にか大田区に入っていましたが、洗足〜雪谷あたりは谷あり山ありの歩いていてなかなかおもしろいエリアでした。

 

せっかくなので、碑文谷八幡宮にも立ち寄って、碑文石も見てきました。

 

ざっと2万5千歩のお散歩。

 

このエリアを歩いて思ったのは、お水がもともと豊かだったのに加え、きっと農業の関係でお水が豊かに回るように弁天さんを祀っていたのだなということでした。今でもこうして史跡が残っているおかげで、過去の人達の思いが垣間見えて、充実したお散歩になりました。

 

今日は回らなかったけど、目黒区には蟠龍寺もあるし、龍泉寺の前にも弁天様が祀られているし、碑文谷公園の中にも厳島神社の弁天様が祀られている、ということで、あちらこちらで弁天様にお守りいただいていることに、感謝しました。

 

目黒図書館に行ったら、郷土資料のコーナーに地元を歩くヒントとなる本を見つけました。

 

「めぐろの文化財」 目黒区教育委員会

 

神社仏閣の一覧と説明、地名の由来、目黒区の指定文化財の一覧などがわかりやすくまとめられていました。