ウズベキスタン旅行 2日目~サマルカンド郊外 紙漉き工房【2019年5月28日の振り返り】

16時頃には当初の予定の観光プランが終了し、ガイドさんが、後何したいですか?との質問。

逆に何がありますか、と聞くと、サマルカンドペーパーの工房へ10ドル、ウズベキスタンワインのテイスティングの場所に20ドル連れて行ってくれるという(入場料込み)。

それぞれ1時間ずつぐらいなので、両方回れるよ、と。

 

当地の物価を考えると高いなーと思いながら、まあこれだけ効率的に回れてるし、とも思い、両方お願いすることに。

こういう観光客の態度が、現地の観光客相場上昇につながってしまうとも反省しながら・・・

 

ちなみに、現地で普通にタクシーを拾うと、1回2キロぐらいの乗車だと3000スム(37円)ぐらいが相場です。

 

紙工房・・・あんまり興味がない・・・とも思いながら、時間もあるし、とりあえずタクシーで20分ぐらい揺られながら行ってきました。

 

サマルカンドペーパーの紙漉き工房は、サマルカンド郊外のコニギル村というところにあります。

 

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イメージ的には、ベトナムとかで行くなんとか工房とかと同じ感じの外観。

 

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私が行くまで、しばらく観光客もいなく暇を持て余していたような感じでしたが、行くとおもむろにデモンストレーションを始めてくれました。

 

①桑の木(コウゾの仲間)の皮を煮て柔らかくして、②紙の繊維になる部分をはがして、③水車の力で繊維をばらばらにして、④ばらばらになった繊維を水に溶かして紙をつくる、というプロセスです。

 

①、②については、お姉さんたちがあまりにもかったるそうにデモンストレーションをしていたのと、なんだ、和紙と同じじゃん、という感じで驚きがなかったので、写真を撮りませんでした 苦笑

 

③はこんな感じ

 

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④はこんな感じ

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この後、和紙みたいに取り出して、水きりをし、乾かします。

乾いた紙を、石で研いで、表面を滑らかにします。

 

ここで私もスイッチが入って、一応動画撮りました。

 

youtu.be

 

できたのがこれ。

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右側のベージュのがそうです。

 

字を読んでも、目が疲れにくいそうです。また、長い年月色あせないという特徴をもち、その製法は8~9世紀にエジプトやヨーロッパにも伝えられたほどだそうです。

 

最盛期には400ほどの紙漉き工房がサマルカンドにあったものの、徐々にすたれていったものを、1998年にJICAなどの協力で復活したとのこと。

 

日本に帰ってからいろいろウェブで検索していたら、JICAとUNESCOから紙漉きの資材も贈呈されたみたいですね。

 

サマルカンドペーパーのお土産も売っています。

水にぬれても破れないので、洋服も売っています。

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まあ、珍しくはありますが、日本の和紙製品みたいな繊細さはないです。

写真だけ撮らせていただいて、後にしました。