久しぶりの国内旅行~鳴子峡・鳴子温泉へ②
紅葉前の鳴子峡は人もまばらで静かに自然を味わうには最高でした。
マイナスイオンがとても気持ちよかったです。
鳴子峡から、1時間に一本程度、陸羽東線の列車が通過するのが一瞬見える場所があるのですが、運よくその時間に遭遇しました。
鳴子峡のいくつかの遊歩道を歩いて自然を味わった後、宿へチェックインするために、タクシーを呼びました。
行きに送ってくれたタクシーの運転手さんが偶然また来てくれました。
お話好きの方で、地元の話や、どこを観光したらいいかなど、いろいろ教えてくださいました。鳴子温泉のあたりは雪が深くて冬に雪をおろすのが大変だが、若者がなかなかいないこと。有備館とかそっちのほうが、まだ若者世帯が多いこと。鳴子は温泉によって泉質が全然違うので、この温泉郷だけでいろいろ試せること、早稲田大学が掘り当てた温泉があること、などなど。
宿はこちらへ。
平日の一人朝夕食事つきでお手頃なプランがあったので、それを利用しました。
鳴子温泉郷の比較的奥のほうにあって、裏手は山になっているので、その地形を生かした屋上露天風呂がよかったです。
硫黄のうっすら漂う、黄色がかったお湯で、アルカリ性らしく肌がつるつるになります。
こちらのお宿、よかったのは貸し切り風呂が4つあり、空いていればいつでも利用できるシステムでした。平日でしたので、行って入れないことはまずなく、満喫させてもらいました。
お食事は、ビュッフェで、宮城の郷土料理や海産物もたっぷり。
その前にこんな感じでお通しをいただきました。
宮城の味付けが一般的に塩分控えめで上品なのか、このホテルのセンスなのか、今まで食べたことのある東北の味付けより幾分か塩分控えめで食べやすかったです。
右上ですが、新鮮なホヤでした!!
おいしかったので、あとで2つほど追加でいただきました。
左下が、牛タン。ジューシーでおいしいです。
右下は、芋煮。宮城名物とありましたが、山形でも食べました。
鳴子温泉は山を越えれば秋田、山形だし、同じ食文化圏ということですね。
満腹感に満たされながら、明日どこに行こうか考えました。
山を越えて山形、秋田方向にでるのもよいし、来た道を戻りつつ、太平洋側にでて、三陸方向に出るか。
あるいは、鳴子温泉郷以外にも温泉郷がこの辺りにはたくさんあるので、そのあたりを湯めぐりするか。
ということで、まとまらないまま、少し食休みした後貸し切り風呂へ。
30歳ぐらいまでは、大浴場で一人になるのが怖くて、ましてや貸切風呂を一人で入るなんて無理だったのですが、不惑をすぎると恐れるものもなくなりました。
一人の時間を満喫できるって素晴らしい、と感謝しながら眠りにつきました。