久しぶりの国内旅行~鬼首温泉 かんけつ泉・地獄谷へ
鳴子温泉で宿泊した朝、6時に爽やかに目覚めて朝風呂へ。
森の朝はとても清々しかったです。
朝ごはんもビュッフェスタイル。
写真が切れてしまっていますが、潮汁、魚のだしが効いていてとてもおいしかったです。
ずんだ餅もデザートにいただきました。
こちらのお宿、dormy inなどを経営している共立リゾートの経営で、北海道のラビスタや、白浜の浜千鳥の湯などと同じ経営だということを知りました。
湯上りのアイスキャンデーとか、夜泣きそばのサービスは、浜千鳥の湯などにもあったので、納得。
この日は、鳴子温泉駅からバスで行ける、鬼首温泉のかんけつ泉、地獄谷に行ってみることにしました。
バスは約1時間に1本。駅前でバスを待つ間、しばし足湯へ。
このお湯も吉祥の湯と若干泉質が違って、さらっとしていました。
バスで30分ほど揺られて、間けつ泉へ。途中鳴子ダムを通過しましたが、谷が深かったです。
間けつ泉のバス停はこんな感じ。
帰りの乗り場が若干心配になり、念のためバスを降りる際に運転手さんに確認しておきましたが、この3差路がそうだそうです。
山道を5分強歩いて、かんけつ泉へ。
10分おきに吹き上がるらしいのですが、行って早々吹き上がって歓迎していただきました。
右奥に吹き上がっているのがそうです。
動画ではこんな感じ。
自然現象なので、だいたい10分で吹き上がる、という感じで上がるのを待っているのですが、吹き上がりに近づくと、地面がぐつぐつ言い出すのでわかります。
自然のアトラクション、という感じで何度も見てしまいました。
施設内では、温泉卵手作り体験などもありました。
足湯、手湯は、温度が熱すぎて断念。
山道を別方向に10分ほど歩いて、地獄谷へ。
看板に、危険が多いです、自己責任で行ってくださいとあり、人気も少ないし一人で行って大丈夫か、不安になりました。
やけど対策は、長そで長ズボンにスニーカーで来ているし、細心の注意を払って行ってみました。
こんなエメラルドグリーンのきれいな水流なのですが、あちらこちらモクモクしていて、本当に地獄があるとすればこんな感じか、という光景です。
あちらこちらでぐつぐつ沸いていて、足を滑らせたら大やけどしそう。
しかも、人気がすくないどころか、だれもいなかったので、気を引き締めて歩きました。
箱根、那須、その他火山列島日本の凄さを感じられる場所はたくさんありますが、ここでもその凄さを感じたのでした。
ある意味一人きりでそれと向き合ったのは貴重な経験でした。
歩いている途中電話がかかってきました。
このタイミングでセールス??と思いながら、若干不機嫌にだれかと思って電話に出てみると、バイオリンの職人さんから偶然にもバイオリンの修理が早く終わったとの電話でした 笑
ただ、かなりの緊張感をもって歩いていたので、この電話でかなりなごみました。
緊張の地獄谷遊歩道を出ると、道端でおじいさんが一人何かを拾っていたので、何を拾っているんですか?と聞いてみました。
栗を拾っているとのことで、あ、お邪魔してはいけないなーと思って退散しようと思ったら、意外にもお話好きなおじいさんで、話し込んでしまいました。
栗拾いの前に地獄谷で温泉卵を作ってみたそうで、試しに食べてみなーと、一ついただきました!
出来立て温泉卵、硫黄泉でいい味出していておいしかったです。
おじいさん、記帳面にも地獄谷の湯温を計ってみたのだとか。
そうしたら、85度しかないので(驚)、何分ゆでるか迷いながら、10分パターンと15分パターンを作ったとのことで、10分パターンをいただきました!
半熟卵のゆるめ版みたいな、絶妙な卵でおいしかったです。
そんな話をしていたら、どこに帰るの、という話になり、鳴子温泉駅まで戻って電車に乗る、という話をしたら、おじいさん古川からきている方で、古川駅まで送っていただくことになりました!
道中お話をしていたら、もともと鳴子温泉の出身で、最近古川に引っ越したそうです。
それで温泉卵を作ったり、栗を拾ったり土地勘があるのか。。。と納得。
郊外に自然を求めて旅行する際、こういう楽しみ方もいいなと思いました。
おじいさんと、古川駅で握手してお別れ。
本当にいい方でした。
当初、鳴子温泉駅からのその先の行き先は考えていなかったのですが、とりあえず古川まで連れて行って行けるということだったので、その先は仙台か三陸方向に行くことに決定。
追記
地獄谷の静けさの中で、いくつか動画をとったので追加しておきます。
ぷつぷつ沸いているのに柵もなくて、近くを通るのに吹き出したらどうしよう・・・と不安でした。
遊歩道整備の際に、吹き出しのリスクなど検証されているんでしょうね、でも自然に絶対はないでしょうし、こんな間近に見えるのはすごいです。
奥のほうで沸いている様子を動画にとりました。
遠景から見る分には、緑とのコントラストがきれい。
沸いているエリアは、近づくと、地獄そのものでした。
こちらも、ぷつぷつ沸いている様子を恐る恐る動画で撮ったもの。