思い出に残るハンガリーの街と観光スポット~その⑥バロック建築のジュールとパンノンハルマのベネディクト会修道院
パンノンハルマは、ハンガリー滞在中に一度は行きたいと思っていた街で、実際行ってとても感動した街でもあります。
目的は、ベネディクト会の大修道院見学です。
2009年の8月に訪問。
世界遺産にも登録されています。
ブダペストからジュールに出て、そこからバスで30分程度。
地方都市、ジュールもきれいなところです。
バロック建築が街中にあふれています。
市庁舎(Városháza)。駅前にあります。
写りが悪いのですが、真ん中にある市章がきれいです。
こちらは県章。
銀行の建物。ハンガリーはハプスブルグ家の影響か、地方都市の街角にも美しい建物が多いイメージです。
パンノンハルマ行きのバスの待ち時間に周辺を観光。
川沿いまで街歩きは、パンノンハルマから戻ってきて観光しました。
ジェーㇽから30分ほどバスに乗って、パンノンハルマへ。
当時はこんなバスでした。
運転手さんも、マジャール語オンリーで、乗客もまばらだった記憶があります。
バスは修道院前まではいかず、近くのパンノンハルマ入り口?的なところでとまるので、田舎道を15分ほど歩きます。
修道院が見えた時は、感動したのをよく覚えています。
ガイドツアーで内部を見学することができます。
天井画が美しいです。
古文書室。
建国の歴史のコレクションがとても充実しています。
ただ、撮ったのが何だったか思い出せないです。
美しい図書館。
付属図書館[編集]
付属図書館は1830年代頃までに完成した。 建造物の縦の部分は、フェレンツ・エンゲル(Ferenc Engel)によって1820年代に設計・建設されたものである。その後に、János Packhに拡張工事が命ぜられ、オーバル・ホールを手がけた。オーバル・ホールの天井の四方に、中世の大学の四学部(神学、法学、医学、学芸)の寓意画が描かれている。ウィーンの親方であったヨーゼフ・クリーバー(Joseph Klieber)は内装を要請された。
図書館の蔵書は増え続けており、36万巻以上が収められている。聖ラスロ(St. László)の時代以降の写本は目録に纏められている。
こちらでは、ワインの醸造もしています。
共産時代を経て、伝統を引き継いでいるようです。
ワイン醸造所[編集]
ベネディクト会士たちがパンノンハルマに修道院を創設した996年に、この地でのワイン醸造も始まった。しかし、第二次世界大戦とそれに続く政治的・社会的混乱は、数百年来続いた伝統を守る事を困難にした。修道院の資産もワイン醸造所も、共産主義政権に接収されてしまったからである。
しかし、続く数十年に渡り、修道院で暮らす修道士たちはワイン醸造の伝統復活を諦めたりはせず、共産主義政権が終焉を迎えると、伝統的なワイン醸造を復活させた。2000年には共産主義政権に押収されていたブドウ畑を買い戻し、同じ年にはブドウ栽培を再開した。ワイン醸造所は3000ヘクトリットルの容積を持つ2000 m2 の区画である。主な栽培品種はライン・リースリング、ソーヴィニョン・ブラン、ゲヴュルツトラミネール、Welchriesling, Ezerjó, Sárfehér である。加えて、より国際的に知られているシャルドネ、ピノ・ブラン、ピノ・ノワール、メルロー、カベルネ・フランなども栽培している。栽培面積は37ヘクタールで、2003年秋に再出発後初めての収穫が行われた。
2009年当時、パンノンハルマの自然を眺めながら、ワインを楽しむことができました。
ワイナリー巡りはハンガリーのみならず、フランス、ドイツ、オーストリアなどでも多数行きましたが、それらの思い出を含めても、トップ3に入るワインの思い出です。
今もやっているのであれば、ぜひ楽しんでいただきたいです。
赤と白をそれぞれ一杯ずつ。
修道院はこんな美しい丘の上にあります。
ハンガリーには、ヴェツプレームといい、エステルゴムといい、宗教上の歴史を持つ美しい街が多いです。
パンノンハルマからジュールに戻って、街歩き。
広場でビールを一杯。