思い出に残るハンガリーの街と観光スポット~その⑧ケチュケメートと大平原プスタでの騎馬ショー

ハンガリーでは、一度は騎馬ショーを見てみたいと思い、2011年5月に行きました。

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アクセスが良くないので、レンタカーでなければ、ブダペストからツアーに入ってしまうのがおすすめです。

 

入ったツアーでは、ケチュケメートの街を少し歩いてから、騎馬ショーに行くという旅程でした。

 

www.google.co.jp

ja.wikipedia.org

 

ケチュケメートですが、アールヌーボー様式の建築が多い街です。

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大平原の一都市に、アールヌーボー建築が散見される理由は、以下にありそうです。

ウィキペデイアからの引用になります。

1870年代には広大なワイン用ブドウ栽培を経済基盤とする栽培場が町周囲にあり、20世紀初頭には成長が見込めるものとなっていた。この過程が、当時町の周囲を特色づけていた田舎家の集合する村落、という構造の基礎となった。19世紀中に、既に重要なワイン生産地となっていた。アプリコットで作ったブランデー、バラツクパーリンカ (barackpálinka) は現在でも知られている。やがて急速な食品加工業と貿易業の成長を招いた。主都での金の増殖は、農民階級の間からブルジョワ階級を生み出すことになり、町の急速な成長の財政基盤を作った。ケチケメートの中心広場はこの頃に作られた。広場を囲む建物は当時のアール・ヌーヴォー様式で建てられた。町庁舎が19世紀が終わる1900年に完成し、新しい寄宿学校は20世紀に入って最初の都市に建てられた。 

 

現代では、2017年に、ハンガリー日清が竣工したそうです。

www.nissin.com

 

2011年当時もカップヌードルハンガリーで買えるには買えましたが、日本食材店で売っているのみでした。、今後の広いラインナップが楽しみです。

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街を少し歩いた後、ガイドさんに連れられて騎馬ショーを見に大平原ホルトバージプスタへ。

 

ちなみに、このツアーにはインド工科大学出身のエンジニアご夫婦とご一緒しました。

 

goo.gl

 

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ツアーで行ったので、organizerの名前など憶えていないのですが・・・こんなところです。

 

ウェルカムドリンクをいただき、その後牧場をみて羊たちと戯れることができます。

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その後広い園内を通って、ショーの会場に行きます。

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乗り手の方、csikós(チコーシュ)というそうです。 

ドイツ語読みだとクシコスだそうです。

 

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運動会でよく流れる曲、クシコスポストCsikos Postは、まさにこのクシコスで郵便馬車という意味です。

 

鞍なしで騎乗しているのがすごいです。

 

小さい頃から馬に乗っているからできる技だと思います。股関節が柔らかくないと鞍なしでは乗れませんし、鐙がないと、重心が取れません。

 

ちなみに、ショーの後、鞍なしで騎乗させてもらったのですが、軽い速歩だけで股が裂けそうでした。

 

改めて写真を見て、手綱を持つ手に、手袋もしていない事に気づきました。

普通の人がやると、手の皮がむけて痛くて持っていられないです。

乗馬に乗馬用手袋か、少なくとも軍手は必須なので、驚きました。

 

ショーもすごいです。

 

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騎乗姿勢から、馬を寝かせてそのままお腹に乗ってしまうという・・・

 

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今度は馬のお腹の上に立っています。

馬上で鞭を振り回していますが、馬はびくともしません。

すばらしい信頼関係と、バランス。

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寝ていた姿勢から、今度は起き上がって、馬に前脚をつかせます。

 

西洋の馬場馬術と同じで、ほとんど合図を出しているところがわからず、馬と乗り手が息ぴったりで動きます。

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このあと完全に見入ってしまい写真を撮らなかったのですが、

ショーでは、1頭の馬の上に乗り手が立った状態で騎乗し、そこから2頭、3頭と増えていき、最終的には6頭か7頭まで増えていたと思います。

 

嬉しいことにhortobagy pustaで検索していたら、you tubeでいろいろ掲載がみつかりました。

www.youtube.com

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こちらの5頭を扱っている分ですが、左右の脚を別の馬の尻に乗せているます。駆歩は馬によってだいぶ個性があって、揺れが違うので、それぞれのリズムなければなりません。すごいわざです。

そもそも馬の駆歩の揺れを立った状態で吸収している感覚が想像できませんが、すごいです。

手綱操作も外側の馬の分を引き気味にしつつ、誘導してるんでしょう。

 

アクセスしにくい場所ではありますが、ハンガリーのおすすめ観光場所です。

オーストリアやフランスのドレッサージュショーとはまた違った感動があります。