独学でバイオリンを始める方のおすすめ教材について

バイオリンを再開して、鈍った指のリハビリを開始。

楽譜も読めなくなっているので、暗譜していて弾きやすい曲を、楽譜で追いながら復習。

 

20数年ぶりということもあり、体は弾き方を憶えているけれど、運動神経がついていかないので、ほぼ初心者状態。

 

ということで、どうやってブランクを取り戻していくかということを考えていたのだが、これは独学でバイオリンを始める人にも使えるのではないかと思い、書き出してみる。

 

おススメ教本について

 

①鈴木メソード教本

もともとバイオリンを習ったのが鈴木メソードなのだが、教本が1巻から10巻まである。

1-3巻などは民謡が多くて、10代にもなってしまうと若干物足りなさもあって、長い間この辺りの楽譜を開けたことがなかった。

しかし、久々に1巻から順に弾いてみると、効率よく技術習得できる選曲(アレンジ)になっていることがわかる。

 

 

 

とりあえず6巻ぐらいまではスムーズに進めたが、7巻ぐらいからは若干てこずりながら、弾きにくいフレーズを何度も繰り返しながら進んだ。

子供の時は何も思わなかったが、今になって本当によく考えられた教材だということに気づいた。

なので、大人になってバイオリンを始められるかたは、教本にのっている曲を一つ一つ確実にしながら進んでいくと、かなりの技術習得になると思う。

 

今の教材は、CDがついているのもよい。

私が子供の頃はカセットテープで、同じ曲を聞きたかったら、何度も巻き戻しながら聞いていたので、大変だった。

カセットテープの頭出し機能ができてからだいぶ楽になったが、それでも巻き戻し、早送りにはかなり時間を割いたのを覚えている。

 

それに加えてyou tubeで鈴木メソード教本を弾いている動画がかなりアップされているので、今の人たちは独学でも根気さえあれば、かなりうまくなるのではないかと思う。

私が子供の時は、ボーイングなどは、他の上級生のレッスンを食いつくようにみているか、貴重なコンサートに出かけるか、NHKで日曜の朝やっているオーケストラ番組を見るぐらいしか方法がなかった。

 

②kayser 36 studies

正直この楽譜、久々に出してきて、本当に自分の楽譜か??と疑ってしまった。

というのも、鈴木メソードの楽譜に乗っている曲のように、覚えやすいものではないので、弾いたことさえ思い出せない楽譜だった。

kayserという作曲家の名前もどうにも憶えていなくて、パン屋ぐらいしか思い浮かばない。

 

それでも自分の書き込みがところどころあって、弾き進めていくうちに、あ、この本苦行だったんだよな、と思い出した。

ただ、今改めて思うが、技術習得にあたっては素晴らしい本だと思う。真面目に36曲まで進めば、相当な技術力がつくと思われる。

といいながら、まだ2曲目で苦戦中。

 

 

 

びっくりするのも、kayserについてもyou tubeで弾いているところを親切に動画でアップしてくれている方がいるので、ポジションの取り方とかボーイングとかとても参考になる。

譜面の読み方のトレーニングにもなるので、何か月かかるかわからないが、kayserをじっくりやってみようと思う。

 

 

鈴木メソード